金買取相場比較

コラム

壊れていても、金の単価は下がりません

途中で切れたチェーン、片方だけになったピアス、石が外れた指輪。引き出しに入れたまま何年も経っている、という類のものです。直してから売るべきか、そのまま持っていっていいのか。

地金として売るぶんには、形は金額に関係しません。これは当サイトの推測ではなく、各社が自分の公式サイトに書いていることです。2026年10月13日に掲載25社のページを読んで、11社の記載を引きました。そのうえで、では何で額が変わるのかを後半に書きます。

「同じ金額」とまで書いている店がある

「壊れていても買い取ります」はよく見ますが、それは受け付けるという話で、いくらになるかには触れていません。価格まで書いている社が2社ありました。

「金やプラチナなど貴金属のアクセサリー類は、壊れていても壊れていないものと同じ金額で買取が可能です。」

「たとえ壊れていても、金やプラチナは素材の重量と純度など地金の価値で買取価格を算出していますので、形状問わず買取が可能です。形状によって買取価格が下がることもございませんので」

片方は「壊れていないものと同じ金額」、もう片方は「形状によって買取価格が下がることもございません」。どちらも、形が値段に効かないと言い切っています。

なぜ形が関係ないのか

理由まで書いている社もあります。買った金は、そのまま売り直すものではないからです。

「溶かして再利用するため、もちろん汚れていても欠けていても大丈夫。」

「破損したアクセサリーなどでも、問題なくお買取させていただきます。金やプラチナなどは重量で買取価格をご提示させていただきますので」

溶かして材料に戻すのであれば、ネックレスの形をしているかどうかは関係がありません。見るのは重さと純度だけになります。この2つで決まるという前提は、当サイトが各社の単価を1gあたりで並べていることの根拠でもあります。

どの状態まで受け付けると書いているか

具体的にどんな状態を挙げているかは、社ごとに違います。自分の手元のものが当てはまるかを見てください。

「古いもの、珍品、壊れたものでも金商品・金製品なら何でもお買取りいたします。」

「当社では、壊れた貴金属ジュエリーや切れたネックレスチェーン、指輪1点など、少量からでもお買い取りしております。」

「力仕事をして変形してしまった指輪など、指輪の形状をしていなくも金であれば買取りします。」

「サイズが合わない、デザインが古い、壊れているなどでも喜んで買取をさせていただきます!」

「石が欠けているもの / 変形したもの」

「石が外れていても、 変形していてもOK」

「片方なくしてしまったピアス、捨てる前にお持ち下さい!」

ここに出てこない店が断るという意味ではありません。当サイトが読んだのは各社の価格表のページと公式トップで、別のページに書いてある可能性は残ります。

壊れているかどうかより、大きく効くこと

形で下がらないのなら、額は何で変わるのか。3つあります。

1. どの店に持っていくか

同じ日に、同じK18で、掲載19社の単価を並べると、いちばん高い店が1gあたり17,371円、いちばん安い店が13,461円です。1gで3,910円の差があります。5gなら19,550円です。

K24(純金)でも同じで、掲載19社で1gあたり5,551円開いています。壊れているかどうかは単価を1円も動かしませんが、どの店に持っていくかはこれだけ動かします。迷う順番としては、こちらが先です。

その日の各社の単価は 買取価格の比較に並べています。

2. 上乗せがあるかどうか

ここが混ざりやすいところです。「壊れていても下がらない」と「壊れていないと上がる」は、両立します。下がるのではなく、上がる余地がなくなるのです。これも各社が書いています。

「製品として販売可能なアクセサリーについてはプラスでお値段をお付けさせていただきます。」

「地金をグラム単位で査定。宝石の査定額と合わせて買取しています。」

「ジュエリーや指輪については、他店ではお値段の付かないような小さな宝石でもそれぞれにお値段をお付けしています」

地金の値段に加えて、製品として売れるものには上乗せが付き、石には別に値が付く、という書き方です。壊れていれば前者は期待できませんが、石は外れていても別に見てもらえる場合があります。石が取れてどこかに行ってしまったのなら、その分が無いというだけです。

3. 重さの数え方と、引かれるもの

石や金属以外の部品が付いたままのとき、その重さをどう扱うかは店ごとに違います。各社の記載は 「1gいくら」は、店ごとに同じ意味ではないに集めています。単価から引かれるものがある社もあるので、そちらは 金買取の手数料は、どこでいくら引かれるのかを見てください。少量のときほど、引かれる額の影響が大きくなります。

直してから売ったほうがいいのか

地金として手放すつもりなら、直す意味はありません。単価は形で変わらないと各社が書いているので、修理代はそのまま減るだけになります。

一方、ブランドのジュエリーなど「製品として売れる」見込みがあるものは、上の2番目の上乗せが付く可能性があります。この場合だけ、直す価値が出ることがあります。ただし上乗せが修理代を超えるかどうかは、やってみるまで分かりません。当サイトには修理代の相場のデータがないので、ここで金額は書けません。先に査定だけ受けて、そのうえで修理の見積りと比べるのが確実です。

査定だけで断れるかは、売り方によって決まりが違います。家に来てもらう場合と送る場合の取り消しについては 出張買取の8日間 — 取り消せる場合と、取り消せない場合にまとめています。

この記事について

各社の記載は2026年10月13日に公式サイトから引きました。掲載25社の価格表のページと公式トップを機械的に読み、「壊れ」「変形」「歪」「切れ」「片方」「欠け」を含む文を拾ったうえで、金・プラチナの買取についてはっきり書いてある文だけを載せています。要約ではなく原文のままです。引用した文が出典から消えていないかは、当サイトの日次の点検で毎日取り直して照合しています。

単価の差は毎日取得している各社の公表値から、このページを作るたびに計算しています。5gという重さは、差の桁を見せるために置いた例で、それ以上の意味はありません。実際の査定は店の基準によります。各社の案内は書き換えられることがあるので、最後は持ち込む先に直接お確かめください。

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