金買取相場比較

コラム

同じ日に、同じ金を、19社はいくらで買うのか

「買取店によって金額が違う」とはよく言われますが、実際どれくらい違うのかを数字で見た人は 多くありません。当サイトは19社の公表買取価格を毎日集めているので、 同じ日・同じ純度で並べて測ってみました。以下は2026年9月23日時点の公表値です。

1gあたりの差

純度公開社数最高最低
K24(純金)1924,07918,2965,783
K181918,16113,9354,226
K141814,0639,4804,583
Pt900169,0186,7362,282

K24(純金)5,783円、K184,226円の開きがあります。ただしこの数字をそのまま受け取るのは正確ではありません。 最高値と最低値という両端だけを見た数字だからです。

両端の1社を外すと、差は縮む

上下1社ずつを外して測り直すと、K24(純金)の差は5,783円から3,649に縮みます(リファスタまねきや)。K184,226円から1,813円になります。

つまり「5,783円も違う」という見出しは、極端な1社が作っています。 大半の店は、そこまで離れていません。ここを曖昧にしたまま 「店によって何万円も変わる」とだけ言うのは、正確ではないと考えています。

それでも、得より損のほうが大きい

ここからが、この数字を並べて初めて見えたことです。 ちょうど真ん中の店(中央値)を基準にすると、上と下は同じ幅ではありません。K24(純金)の場合、いちばん高い店を選んでも中央値より+1,044しか増えませんが、 いちばん安い店に当たると中央値より4,739になります。下振れは上振れの4.5です。

売るもの最高の店なら最低の店なら
K18の指輪 1本5g+2,96518,165
K18のネックレス 1本20g+11,86072,660
K18をまとめて50g+29,650181,650
K24の地金 1本100g+104,400473,900

いずれも中央値の店で売った場合との差額です。重さは一般的な目安で、実際の品物によって変わります。

なぜ上下が対称にならないのか

上には天井があります。金の地金価格という共通の基準があり、買取店はそこから 自社の取り分を引いた額を提示します。おたからやは自社サイトで 「買取価格は、精錬・加工に要する費用等を差し引いた金額となります」と、 コメ兵は掲載価格を「田中貴金属工業株式会社の公表価格等を基準に当社が算出した」ものと 明記しています。基準より高く買う理由がないので、上には限りがあります。

実際、数字もそうなっています。K24(純金)で中央値以上の社の価格は1,044の幅に収まっているのに対し、 中央値以下は4,739に広がっています。 上は密集し、下は散らばります。

下に、これに当たる共通の基準はありません。どこまで引くかは各社の方針次第で、 外から見える一律の下限はない、というのがここから言えることです。 なぜその方針になるのかは各社が公表していないため、当サイトでは分かりません。

この数字から言えること

いちばん高い店を探し当てる労力より、極端に安い店を避けるほうが、金額への効き方が大きいということです。K24(純金)で言えば、最高の店を引き当てて得られるのは +1,044円/gですが、下位を避けるだけで4,739円/gの目減りを防げます。

そのために必要なのは、相場そのものではなく 「今日この店は、他社の中で何番目か」です。当サイトが順位と中央値との差を必ず併記しているのは、 その1点が分かれば足りるからです。

この記事が示していないこと

  • ここで比べているのは各社が公表している参考価格です。 実際の査定額は、品物の状態・手数料の有無・キャンペーンなどで変わります。
  • 価格を公表していない社は、この比較に入っていません。公表していないことと、 金額が高いか安いかは別の話です。
  • 測ったのは2026年9月23日の1日分です。順位は日によって入れ替わります。

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