金買取相場比較

コラム

K18は「金75%」。では値段も75%になるのか

指輪の内側にある「K18」「750」といった刻印は、その品物に金が何%入っているかを表しています。 ここまでは決まった数字なので、どこで調べても同じです。 では、その含有率どおりの金額で買い取られるのか。掲載中の買取店が純度ごとに公表している 価格を使って、実際に確かめました。

刻印が示す金の含有率

刻印金の含有率主な使われ方
K24(純金)100.0%純金。やわらかく傷が付きやすいため、指輪よりインゴットや金貨に使われます。実際の地金は99.99%などと表示されます。
K2291.6%コインやアジア圏のジュエリーに多い純度です。
K21.690.0%金貨の一部に使われる純度です。
K2083.5%国内では多くありません。刻印が835になっていることがあります。
K1875.0%日本のジュエリーでもっともよく使われる純度です。
K1458.5%強度があり、普段使いのアクセサリーに向きます。
K1041.6%金の比率は半分以下。傷に強く、手ごろな価格帯の製品に使われます。
K937.5%国内では少なく、英国などで一般的な純度です。

Kのあとの数字は24分率です。K18なら18/24で75%。刻印が「750」「585」のように 千分率で書かれていることもあり、意味は同じです。 なおK24をここでは100%としていますが、これは24/24という刻印上の定義で、 純度100%の金を作ることは実際にはできません。地金は99.99%などと表示されます。本日のK24の買取価格は、掲載社の中央値で1gあたり23,035円です。

含有率どおりには買われていない

各社がK24とそれ以外の純度で公表している価格を割り算すると、 「K24を100としたとき、その純度はいくらで買われているか」が出ます。 これを含有率と並べたのが次の表です。

刻印含有率実際の価格比社数
K24(純金)100.0%100.0%19
K2291.6%90.9%-0.7pt16
K21.690.0%89.7%-0.3pt13
K2083.5%82.8%-0.7pt17
K1875.0%76.2%+1.2pt18
K1458.5%56.6%-1.9pt18
K1041.6%39.4%-2.2pt15
K937.5%35.0%-2.5pt15

各社のK24価格を1としたときの比の中央値です。K24を基準にしているため、K24の行は必ず100%になります。

純度が下がるほど、含有率より安く買われていることが分かります。いちばん低いK9では、含有率37.5%に対して 実際は35.0%、 差は2.5ポイントです。 比較できた15社のうち、含有率を上回る価格を出していたのは0社でした。

K18だけは逆になる

例外がひとつあります。K18は含有率75%に対して、実際の価格比は76.2%。 含有率を1.2ポイント上回っています。 比較できた18社のうち15社が、含有率より高い価格を付けていました。 一部の店の傾向ではなく、ほとんどの店がそうしているということです。

K18は日本のジュエリーでもっとも多い純度です。ただ、なぜこの純度だけ扱いが違うのかは、 各社が理由を公表していないため当サイトでは分かりません。分かるのは、そうなっているという事実だけです。

低い純度ほど不利になる理由

買取店は買い取った金を精錬して金属に戻します。その費用について、おたからやは自社サイトで こう書いています。

買取価格は、精錬・加工に要する費用等を差し引いた金額となります。
おたからや「金の買取相場」より(2026年9月22日閲覧)

この費用が、品物の重さに対してかかるのだとすれば、純度が低いほど取り出せる金は少なく、 同じ手間に対して回収できる金属が減ります。そのぶん差し引く幅が広くなる、という説明は成り立ちます。 ただしこれは表の形からの推測で、各社が費用の内訳を公表しているわけではありません。

売るときに効いてくること

  • K24の価格だけを見て「自分のK18はその75%だろう」と見積もると、実際とずれます。特にK14・K10・K9のような低い純度では、含有率から計算した金額より下がります。
  • 店を比べるときは、自分の持っている純度の価格で比べてください。 K24で上位の店が、K10でも上位とは限りません。
  • 刻印が読めない、または刻印がない場合は、純度が確定しないため金額も出せません。 その場合は査定で確認することになります。

当サイトの比較表は純度を選んで並べ替えられます。K24ではなく、売りたい品物の刻印で見てください。

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